
会は、主にプロジェクトの完了やチームの功績をねぎらうために行われます。
しかし「打ち上げとの違いが分からない」「何から準備すればいいの?」と迷う方も多いでしょう。
本記事では慰労会の基本的な意味や開催目的、そして準備をスムーズに進めるためのポイントを分かりやすく解説します。
ぜひ参考にして、スムーズに慰労会を開催しましょう。
目次
慰労会とは
「慰労会」は広く知られている言葉ですが、「慰労会とはどのようなものか」と聞かれると、答えに困るかもしれません。
ここでは、意味や目的など、慰労会についてご紹介します。
慰労会の意味
慰労会とは「労をねぎらう」ための集まりのことをいいます。仕事で成果を上げたときやプロジェクトの成功など、開催されるタイミングはさまざまです。
また、定年退職のお祝いとして、慰労会が開催されることもあります。
慰労会の目的
慰労会を開催する目的は、「お疲れさま」という気持ちでねぎらうことです。
堅苦しい雰囲気ではなく、食事やお酒を楽しむことも目的の一つといえます。
楽しい時間を過ごし、成果や成功がねぎらわれると、モチベーションのアップにもつながり、日々の仕事への効果も期待できるでしょう。
慰労会と打ち上げの違い
慰労会は、打ち上げと同じと思われるかもしれません。
打ち上げと大きく異なる点は、打ち上げは全員が主役であるのに対し、慰労会はねぎらう側とねぎらわれる側に分かれていることです。
そのため、慰労会ではねぎらいやお祝いの挨拶が行われることが一般的で、プレゼントが用意されることもあります。
また、打ち上げは一緒に何かをやり遂げたメンバーで集まるのに対し、慰労会は社外からも参加することがあり、必ずしも参加者全員と面識があるとは限りません。
慰労会と懇親会の違い
懇親会も打ち上げと同じように、参加者全員が主役です。
今まではあまり接点がなかった人たちが、次のプロジェクトに向けて懇親会を行い、親睦を深めるといったケースも少なくありません。
参加者全員が楽しく過ごし、交流を深めることが目的で、今後の業務やプロジェクトがスムーズに進むことを目指します。
同じ目的を持つ人の集まりのため、仕事の関係者とは限りません。
趣味やスポーツ、地域のサークルやボランティアといった、さまざまな集まりで懇親会が行われます。
慰労会に参加する際におすすめのプレゼント
懇親会では、ねぎらいの対象となる人にプレゼントを贈ることが一般的です。
花束や商品券が多いですが、最近では好みに合わせたものを贈ることも多く見られます。
男性へのプレゼントではネクタイやボールペンのほか、お酒が好きな人だとワインや日本酒も喜ばれそうです。
女性へは、アロマキャンドルやエステのチケットといった癒しや美容系のアイテムや、コーヒーや紅茶も人気があります。
慰労会が行われるタイミング
慰労会はねぎらうことを目的として行うため、該当するプロジェクトの終了や何かが成功したタイミングで開催されます。
定年退職のお祝いをする場合の慰労会は、退職日前または退職直後に行われることが一般的です。
どのような場合でも、慰労会は日頃の大変な業務から解放されて楽しむ時間でもあるため、時期の選定が重要です。
慰労会を開催するために必要な準備やポイント

慰労会は通常の飲み会とは異なり、準備が必要です。
どのような準備をするのか、どのようなことに気を付ければよいのか、ポイントを解説します。
予算や日程を決める
まず、日程を調整しなければなりません。
可能な限り多くの人が参加できる日程であることが望ましいですが、もっとも大切なことは、主役と上司の都合に合わせることです。
主役と上司のスケジュールから数日ピックアップし、ほかの参加者にはアンケート形式でスケジュール調整をするのがスムーズでしょう。
日程が決まると次に会場を決めますが、会場を決める前に予算を決めておきましょう。
会場を予約する
会場を決めたら予約をしますが、主役が喜びそうな会場を選びましょう。
参加者の年代や性別も考慮する必要があり、年齢層が高い慰労会だと和風の落ち着いた雰囲気や高級感があるお店、年齢層が低めであれば話題性の高いカジュアルなお店が喜ばれやすい傾向があります。
また、慰労会の会場としてはホテルやレストランが一般的ですが、クルージングは年代や性別を問わず好評であり特別感のある雰囲気が魅力のため、選択肢の一つとして検討するのもおすすめです。
当日の進行スケジュールを決める
慰労会で予約するお店は、たいてい2~3時間程度に時間が限られていることが多いため、時間内に慰労会を終えなければなりません。
スムーズに進行するために、事前に当日のスケジュールを決めておきましょう。
スケジュールを決める際は、開始時間と終了時間を確認した上で、スピーチやプレゼント贈呈などの順番を決めます。
参加者が食事やお酒、歓談を楽しめるよう、時間ギリギリに詰め込まず余裕のあるスケジュールを組むことが大切です。
案内状を送付する
日程や時間、会場が決まり予約が完了すると、案内状を送ります。
社内だけの集まりでも、他社の社員を招待する場合でも、カジュアルな慰労会であればメールで案内状を送ってもよいでしょう。
しかし、大規模な慰労会であれば、書面での案内状を送付する必要があります。
慰労会におすすめの企画
ここでは、慰労会をより効果的なものにするためのコンテンツや企画をご紹介します。
食事やお酒を楽しむ
慰労会には、おいしい食事とお酒が欠かせません。
食事とお酒を楽しみながら、「お疲れさま」という気持ちを伝えましょう。
また、ざっくばらんに会話できる雰囲気づくりが大切です。
今まであまり話したことがない人とも気軽に話せると、仕事上での関係性が深まり、新たなコミュニケーションが生まれることが期待できます。
動画を作成する
達成したプロジェクトや日々の業務の動画があると、慰労会の会場で一体感が生まれます。
業務やプロジェクトの思い出を振り返る制作物を用意するのもおすすめです。アルバムやムービーなどの制作物を通じて、業務における苦労やそれを乗り越えた達成感をより深く実感できます。
動画は食事をしながら楽しめ、かつ当時を思い返しながら会話が盛り上がるため、慰労会におすすめの企画といえます。
ゲームやクイズ大会を開催する
慰労会で親睦を深めるには、ゲームやクイズ大会といったレクリエーションも効果的です。
全員が楽しむには、景品を準備したり、自由参加型にしたりするのがよいでしょう。
ただし、あくまでも余興であり、レクリエーションがメインにならないよう注意してください。
慰労会の服装マナー
慰労会は、ねぎらわれる人が主役ですので、主役より目立つ服装は控えましょう。
服装は会場となるホテルやお店に合わせて選びますが、ここでは一般的な服装マナーについて、男女別にご紹介します。
また、近年では「平服」を指定されることも多いです。
平服は普段着だと思いがちですが、「普段よりもややフォーマルな服装」のことをいいます。
結婚式を例に挙げると、一般的にはフォーマル(礼服)で出席しますが、平服を指定された場合には男性はスーツを着用します。
慰労会でも同じで、スーツを着用すれば間違いないでしょう。
男性の服装マナー
慰労会の会場がホテルの場合は、フォーマルな服装が望ましいため、スーツの着用がおすすめです。
レストランの場合は、レストランによってドレスコードが定められているため、店舗のドレスコードに従ってください。
居酒屋や社内で行う場合には、普段どおりのオフィススタイルで問題ないでしょう。
最近はカジュアルな服装で問題ない会社も多いですが、そのような場合、慰労会では普段よりもキレイめなオフィスカジュアルがおすすめです。
男性の服装マナーで気を付けたいことは、カジュアルすぎる服装です。
ネルシャツやデニムシャツ、スニーカーやサンダルは、慰労会にはふさわしくありません。
気軽なメンバーだとしても、「慰労会」である以上は、服装にも気を配ることが必要です。
女性の服装マナー
女性も、会場がホテルの場合はフォーマルな服装で参加しましょう。
スーツや、ワンピースにジャケットを羽織るなど、フォーマルなビジネスの場にふさわしい服装が望ましいです。
レストランの場合は、男性と同様にレストランのドレスコードに従います。
ドレスコードがないカジュアルなレストランや、居酒屋、社内で行う場合は普段のオフィススタイルよりも少しキレイめな服装がおすすめです。
女性の服装マナーで気を付けたいことは、慰労会の場にふさわしい上品さに仕上げることです。胸元が大きく開いているトップスや、短すぎるスカートは避けましょう。
夏であれば、カジュアルな職場だと素足にサンダルを履く人もいますが、慰労会で素足はカジュアルすぎるため、ストッキングを着用してください。
慰労会を開くなら豪華にクルージングで!
慰労会において会場選びは重要であり、会場が魅力的だと参加意欲も高まります。
中でも、年代や性別を問わず好評であるクルージングは高級感のある雰囲気で、非日常の空間を楽しめるため、慰労会の成功につなげられるでしょう。
シンフォニークルーズの個室貸切プランは、ホテルやレストランと異なり完全プライベート空間で、特別な体験ができることがメリットといえます。
「慰労会」なら小規模な場合も多いですが、シンフォニークルーズの個室貸切プランでは15名から利用可能です。
また、個室を利用される場合はオプションも申し込みが可能で、卓上装花や贈呈用花束、また集合写真なども用意しております。
クルージングで素敵な慰労会を開催しましょう。
まとめ
慰労会は、「お疲れさま」の気持ちを伝え、日々の努力や苦労を互いにねぎらう場として行われます。
働く人のモチベーション向上や職場のコミュニケーション活性化にもつながり、仕事の効率アップにも効果的です。
会場はホテルやレストランが定番ですが、クルージングで特別なひとときを過ごすのもおすすめです。
プロジェクトの完了や長年の功績に感謝を伝える場として、シンフォニークルーズで印象に残る慰労会を開催しましょう。