
内定者懇親会で何をするべきか悩んでいる企業の採用担当者の方はいませんか?
内定者懇親会は内定者に親睦を深めてもらうための重要なイベントです。
この記事では、内定懇親会の目的や内容について詳しく解説していきます。
失敗しないための注意点や成功のポイント、内定懇親会を開催するのにおすすめの場所を紹介しているので参考にしてください。
内定者懇親会とは?
そもそも内定懇親会とはどのようなイベントなのでしょうか。
実施する目的と重要性、内定懇親会の内容や流れについて解説していきます。
内定者懇親会を実施する目的と重要性
内定懇親会を実施する目的は、主に次の3つです。
- ・先輩や会社の雰囲気を知ってもらう
- ・内定者同士の交流を深める
- ・内定辞退の防止
内定懇親会の重要性について詳しく解説していきます。
先輩や会社の雰囲気を知ってもらう
内定懇親会には内定者だけでなく既存社員や人事担当者も参加するため、入社前に社内の雰囲気を知ってもらうことができます。
内定者は既存社員に具体的な仕事の内容を聞いたり、実際に働く場所の様子を聞いたりできるので、企業理解を深めることが可能です。
入社に向けての不安を解消できるので、内定者の入社意欲や働くことへのモチベーションアップも期待できるでしょう。
内定者同士の交流を深める
内定者同士が初めて顔を合わせる場になるため、同期として交流を深めることができます。
トークテーマを決める、レクレーションを用意するなど、初対面でも会話がしやすくなるような配慮が必要です。
内定者同士が仲間意識を感じることができれば、チームとしての連携や信頼を高めることができるでしょう。
内定辞退の防止
内定者や社員同士が親睦を深めることにより良好な関係が築ければ、長期的な会社への定着につながるでしょう。
相談しやすい環境を提供して、入社への不安を抱える内定者へのフォローを積極的に行えば、入社後のミスマッチによる内定辞退を未然に防ぐことが可能です。
内定者懇親会の主な内容
内定者懇親会で実施されるケースが多いイベントの内容について詳しく解説していきます。
グループワーク
内定者の性格や特徴をより深く理解できるのがグループワークです。
ゲームやクイズなどのアイスブレイクがあれば、内定者がリラックスして話しやすい雰囲気をつくれるでしょう。
既存社員も参加して内定者との関係を構築できれば、入社後の新しい環境に適応しやすくなります。
オフィスや作業場所の見学
実際に働くイメージを持ってもらうために有効なのが職場見学です。
内定者がすでに持っているイメージとのギャップが埋まれば、入社の不安解消にもつながるでしょう。
働く場所だけでなく、実際に利用する備品やツールを確認してもらうことも大切です。
現場の責任者に案内を依頼しておくとスムーズに紹介できます。
先輩社員との座談会
会社への理解を深めてもらうためにおすすめなのが、先輩である既存社員との座談会です。
年齢が近い社員が参加すれば、内定者も遠慮なく疑問や質問を投げかけることができます。
発言を促すためにテーマを決めたり、司会や進行役を決めたりすることが大切です。
面接とは異なるカジュアルな雰囲気をつくれば、座談会が盛り上がりやすいでしょう。
オンラインによる顔合わせ
内定者が遠方に住んでいて参加できない場合や感染症が流行している時期でも、オンラインを利用すれば顔合わせができます。
親睦を深めることが目的のため、声だけで参加するのではなく、お互いの顔を見ながらコミュニケーションを取ることが大切です。
会場に行くよりもハードルが低いため、多くの内定者の参加が期待できるでしょう。
食事会・飲み会
初対面でも緊張せずに過ごせるのが、ランチや夕食を一緒に食べる食事会です。
同時に座談会やグループワークを開催する会社もあります。
食事と合わせてアルコールが提供される飲み会であれば、内定者も気軽に参加できるでしょう。
お酒が苦手な方もいるので、人事担当者はトラブルが起きないようにお酒の席でのマナーをアナウンスしておく必要があります。
内定者懇親会の流れ
内定者懇親会の内容は、企業によってオンラインとオフラインに分かれます。
開催する目的は参加者に親睦を深めてもらいながら、会社のことをよく知ってもらうためです。
一般的な内定者懇親会の流れについて解説していきます。
- 会場集合
- 人事担当者・社員のあいさつ
- 内定者の自己紹介
- 企画・イベント
- 質疑・応答
- 人事担当者・社員のあいさつ
所要時間は企業によって異なりますが、3~6時間くらいが目安です。
内定懇親会終了後に内定者同士で飲み会に行くケースもあります。
内定者懇親会への参加は必須?
内定者懇親会への参加は強制ではありません。
参加しなくても内定が取り消されることはないので、都合がつかない場合は欠席しましょう。
他の内定者や既存社員と交流が深められる、会社への理解が深まる、といったメリットがあるので、予定がない場合はできるだけ参加しましょう。
内定者懇親会を実施する際の注意点
内定者懇親会を企画する際の注意事項について解説していきます。
相性の悪そうなグルーピングは避ける
内定者同士で価値観が合わない場合は内定辞退につながる恐れがあるため、適性検査や面接での評価を参考にして、できるだけ相性の良いメンバーでグループをつくることが大切です。
内定者全員の性格を把握することは難しいので、共通点がないか、似ている部分がないかなどをチェックしましょう。
堅苦しい雰囲気をつくらない
面接のような堅苦しい雰囲気だと、内定者が気軽に質問したり、交流を深めたりできなくなってしまいます。
「理想と違う」「社風が合わない」と内定者に思わせないための配慮が必要です。
自社の特色が出せるイベントを企画・考案しましょう。
行事と重ならないようにする
懇親会の参加率を高くするために、大学の行事や試験期間と内定懇親会の日は重ならないようにしてください。
一般的な実施時期は6~7月、10月上旬ごろです。
企業によって内定懇親会の実施回数は異なります。
どうしてもスケジュールが合わず参加できなかった内定者へのフォローも忘れずに行いましょう。
オンラインの場合は通信環境に配慮する
オンラインで顔合わせを開催する場合の注意点は、オンライン会議中の通信環境を確認することです。
オンライン会議に必要な通信速度やPCのスペックを周知しておきましょう。
内定者が通信環境を用意できない場合は、通信機器やPCを貸し出すなどの配慮が必要です。
内定者懇親会におすすめの場所や企画
内定懇親会はどこでどのようなことをすればよいのでしょうか。
おすすめの場所や企画内容について解説していきます。
内定者懇親会におすすめの場所
内定者懇親会の開催場所は、アクセスの良さや設備、雰囲気の良さで選ぶと失敗が少ないです。
内定者懇親会の開催に人気の場所を3つご紹介します。
オフィス内のセミナールーム
アクセスの良さで選ぶなら、オフィス内のセミナールームがおすすめです。
オフィスの見学を企画している場合は、移動もしやすくなります。
小規模な人数であればシンプルな設備を用意するだけで済むため、予算も抑えることが可能です。
料理や雰囲気を楽しむことはできないため、グループワークや座談会がメインのイベントになるでしょう。
ホテルの宴会場
豪華さや設備の充実度で選ぶなら、ホテルの宴会場がおすすめです。
料理の種類も和洋中と自由に選べて、音響や映像などの設備を使ったイベントが実施できます。
会場も広いので、中規模から大規模な人数に対応できるでしょう。
しかし、ホテルは予約が取りにくい、予算が高額になってしまうなどのデメリットがあるため、時間と予算に余裕を持って計画を練ることが大切です。
特別感で参加率UP間違いなしのクルージング
雰囲気の良さで選ぶなら、クルージング船がおすすめです。
豪華なクルージング船での開催は特別感があるので、高い参加率が期待できるでしょう。
内定者にとっては社員や役員だけでなく、同じ内定者とも初めて顔を合わせるタイミングになります。
景色が移り変わる船での懇親会は、話のきっかけをつかみづらい関係性でも会話が生まれやすいです。
開放的な絶景により、内定者と社員の心の距離を近づけることができるでしょう。
内定者懇親会におすすめの企画
内定者懇親会を盛り上げるために重要なのが企画です。
内定者懇親会にふさわしい企画を2つご紹介します。
自己紹介
内定者懇親会で定番の企画が、その人の第一印象を決定付ける自己紹介です。
所属しているサークルや大学が分かると、その後の会話が広がっていくきっかけになります。
内定者の緊張をほぐすために、既存社員から自己紹介を始めるとよいでしょう。
基本的なプロフィールに加えて趣味や特技について話すと、自分らしさが内定者に伝わって印象に残りやすくなります。
簡単なゲーム
内定者や既存社員が参加できるゲームを用意すると、初対面でも打ち解けやすくなります。
内定者懇親会で使えるゲームは、次のとおりです。
- ・しりとり
- ・ジェスチャーゲーム
- ・人狼ゲーム
- ・ビンゴ
- ・ドミノ
オフィス見学ツアーや社内報作成など、自社に関係したゲームを企画すれば、内定者の企業理解を深めることにもつながります。
リモートの内定者懇親会の場合は、オンラインで楽しめるゲームを活用しましょう。
内定者懇親会成功のポイント
内定者懇親会を成功させるためのポイントについて詳しく解説していきます。
社員にも積極的な参加を促す
内定懇親会には人事担当者だけでなく、できるだけ多くの既存社員に参加してもらうことが大切です。
さまざまな部署の社員が参加すれば、内定者の不安や悩みにも幅広く対応できます。
既存社員と内定者が交流を深めれば、入社後の関係構築もスムーズになるので、積極的に既存社員の参加を促しましょう。
服装や髪型について事前に伝える
内定者が頭を悩ませるのが、内定者懇親会の服装や髪型のマナーについてです。
基本的にはビジネスカジュアルで問題ないのですが、服装や髪型の規定は企業によって異なります。
事前に服装や髪型の案内を出しておけば、参加者が悩むことはないでしょう。
ただし、服装自由や私服と書いてしまうと、幅が広すぎるので分かりにくくなります。
内定懇親会の趣旨が分かるような文章を追加しておきましょう。
内定懇親会を開催する目的は、内定者を評価することではありません。
内定者と社員が親睦を深めることが目的なので、服装が堅苦しくなりすぎないように配慮が必要です。
複数回実施する
内定懇親会の複数回開催には、入社への意欲をアップさせる効果が期待できます。
1回限りではなく、何度も内定懇親会を開催して内定の辞退を防ぎましょう。
企画の内容を毎回変更すれば、企業の理解力を深めることができます。
定期的に実施することで、用事があって参加できなかった内定者にも配慮できるでしょう。
シーラインの貸切クルージングなら内定者懇親会にぴったり
チャータープラン
1船チャータープランでは、最大人員450人のシンフォニークラシカか、最大人員600人のシンフォニーモデルナのどちらかを貸切にできます。
参加人数が多い場合は、2船貸切で内定懇親会を開催することも可能です。
チャータープランの魅力は、エントランスやデッキなど船内を使用した演出ができることです。
オプションでプロジェクターやスクリーン、音響の貸し出しにも対応しています。
食事は着席のフルコースかビュッフェの着席、または立食を選ぶことが可能です。
クルーズの運航時間はランチとサンセット、ディナーの3種類から選択できますが、自由に運航時間を変更することもできます。
チャータープランでは特別感あるロケーションが楽しめるでしょう。
個室貸切プラン
個室貸切プランでは、4~280人まで大小10室ある個室を貸し切ることができます。
内定者懇親会のスタイルに合わせて、食事会やパーティのぜいたくなひとときを演出することが可能です。
内定者にとっては社員や役員だけでなく、同じ内定者とも初めて顔を合わせるタイミングになります。東京湾の景色が移り変わる船での懇親会は、話のきっかけをつかみづらい関係性でも会話が生まれやすいでしょう。
内定懇親会におすすめのオプション
シンフォニーのクルージングでは、次のようなオプションサービスも利用できます。
- ・集合写真(乗船前に撮影し現像した写真やデータで納品)
- ・スナップ写真(カメラマンが同乗し内定式~懇親会までより自然な姿を撮影)
- ・オリジナルカクテルで乾杯(コーポレートカラーに合わせたドリンクのご提案も可能)
音響設備やスクリーン・プロジェクターなどの機材も、ホテルや会議室で開催する場合と同様に利用することが可能です。
オプションを追加して、他にはないオリジナルの内定者懇親会を開催しましょう。
まとめ

今回は内定者懇親会で何をするべきか、どこで開催するのがおすすめなのかを紹介しました。
内定者懇親会の目的は、内定者の辞退を防止することと、社内の雰囲気を把握してもらうことです。
場所は参加者の人数や雰囲気、アクセス、設備などを総合的に考慮して選びましょう。
人事担当者は内定懇親会を成功させるためのポイントや注意点を参考にして、目標を達成できるような内定懇親会を企画してください。