
会社で飲み会が開かれることになり、マナーが分からないと困っている人もいるでしょう。
特に、入社したての新人の方は、何をすべきか悩むかもしれません。
本記事では、新人が押さえるべき飲み会でのマナーを9つ解説します。
さらに、幹事を任された新人の方に求められることも紹介していくため、ぜひ参考にしてください。
目次
新入社員が飲み会に参加するメリット
会社の飲み会は業務の場とは異なり、同期や先輩、上司との交流を深められる貴重な機会です。
名前や所属を覚えてもらいやすくなるだけでなく、普段接点が少ない人たちと親睦を図るきっかけにもなります。
飲み会での立ち振る舞いは、マナーを守れる人材であるかを判断される場でもあるため、この機会を有効活用してよい印象を与えましょう。
また、飲み会では新人が幹事を任されることもよくあります。
幹事はスケジュール管理能力や遂行力、コミュニケーション能力などを問われる重要な役割です。
幹事の役割を通してプロジェクト管理の力を鍛えることもできるため、依頼されたら引き受けてみるのもよいでしょう。
飲み会で新人が押さえるべきマナー9選!

飲み会で新人が押さえるべきマナーは、以下の9つです。
- ・清潔感のある身だしなみを心がける
- ・10分前には会場に着いておく
- ・座る位置は下座を選択する
- ・背広を預かりハンガーに掛ける
- ・乾杯の際はグラスの位置を低くする
- ・先輩や上司よりも先に食べない
- ・両手でお酌をする
- ・会話や言葉遣いに気を付ける
- ・自分から積極的に動く
各マナーを詳しく解説します。
清潔感のある身だしなみを心がける
清潔感のある身だしなみは、飲み会でも大切なマナーです。
服装や髪型は整え、シワや汚れのない服を選びましょう。
また、過度に派手なスタイルは避け、TPOに合わせた準備をすることが基本です。
第一印象がよければ、自然と場にも溶け込みやすくなります。
「軽い服装で」と言われても、原則としてビジネスカジュアルを選ぶのが社会人としてのマナーです。
あまりにもカジュアルな服装で飲み会に来るのは失礼に当たるため、控えておきましょう。
10分前には会場に着いておく
飲み会かどうかに関わらず、時間厳守は社会人としての基本です。
余裕を持って10分前には到着し、状況を把握しておきましょう。
また道に迷わないよう、ナビなどを使って事前にルートを確認するのも大切です。
マップアプリなどに事前に情報を入力しておき、スムーズな到着を目指してください。
道に迷わないか心配な場合には、一度現地に行って、会場を確認しておくのもよいでしょう。
座る位置は下座を選択する
新人が座るべき位置として下座を選ぶことは、社会人としての基本的な礼儀を示す重要なポイントです。
下座とは入口に一番近い席のことです。運ばれてくる料理や飲み物に対応しやすく、上司や先輩のサポートをするのに適しています。
仮に別の席へ案内された場合でも一度確認を取り、自然な振る舞いで適切な位置を選ぶとよいでしょう。
背広を預かりハンガーに掛ける
上司や先輩の上着を預かり丁寧にハンガーに掛けることで、さりげない気遣いを示せます。
特に冬場は、コートの扱いにも注意しましょう。
多くの衣類をハンガーに掛ける必要がある場合には、会場で決められたルールについても確認しておくと安心です。
乾杯の際はグラスの位置を低くする
乾杯時は、上司や先輩よりグラスを低くするのがマナーです。
また、お酒が苦手な場合でも、グラスに口を付ける素振りは行いましょう。
控えめながらも丁寧な乾杯への対応が、場を和ませるカギとなります。
なお、ソフトドリンクを勧められた場合には、素直に従うのもマナーです。
先輩や上司よりも先に食べない
飲み会では、目上の人を立てる姿勢が重要です。
先輩や上司がまだ食べていないにもかかわらず、自分が先に食べるのはマナー違反です。
目上の人が食べているのを確認してから、自分も箸を付けるようにしましょう。
また、食前の挨拶をせずに食べ始めるのもよくありません。
「いただきます」と一言添えて感謝を示すと、周囲からの印象がよくなります。
両手でお酌をする
お酌をする際は両手を使い、さらに注いでもらう際もグラスを両手で受け取るのが基本です。
丁寧な所作ができる人材だと思われ、相手からの印象がよくなります。
また、お酌の際にはタイミングを見計らうことも大切です。
お酌をする際には必ず声をかけてから、どのお酒を飲むか尋ねましょう。
お酒の注ぎ方は、ビール・日本酒・ワインなど、種類によって異なります。
事前にマナーを押さえておき、それぞれのお酒に適した注ぎ方をすれば、上司から一目置かれるかもしれません。
会話や言葉遣いに気を付ける
「無礼講」といわれても、上司への軽率な発言は控えましょう。
働く際と同様に適切な敬語を使い、笑顔で聞き役に徹するとよい印象を与えられます。
学生のときのような言葉遣いや態度で振る舞ったり、マイナス評価を受けるような発言をしたりするのは好ましくありません。
また、お酒が入っているからといって、仕事に関するネガティブな発言はしないように気を付けましょう。
自分から積極的に動く
飲み物や食べ物が足りているか確認しつつ、必要であれば率先して注文するなど、周囲を気遣う行動を心がけましょう。
自発的な動きが、新人としての信頼感を高めます。
また、食事を取り分けたり飲み物の注文を取ったりすることも、新人に求められるマナーの一つです。
先輩と交流を深めるために、積極的に会話をするのも忘れないでおきましょう。
幹事を任された新人が知っておきたいマナー
飲み会や新年会などの幹事を任された新人が、知っておきたいマナーは以下のとおりです。
- ・20~30分前には到着しておく
- ・出席者がそろっているか確認する
- ・ファーストドリンクを注文する
- ・挨拶や司会の進行をする
- ・写真撮影をする
- ・タクシーを手配する
- ・二次会へ誘導する
以下でマナーの詳細を解説するため、幹事になる予定の新人の方はぜひご覧ください。
20分~30分前には到着しておく
参加者の方を迎えられるように、20分~30分前には到着しておくのが望ましいでしょう。
乾杯のタイミングや挨拶の順番について、最終確認をする時間も確保できます。
余裕を持った行動で、当日の進行をスムーズにすることが大切です。
出席者がそろっているか確認する
参加者の到着状況を把握することは、幹事の重要な役割です。
事前に参加者をまとめたリストなどを用意しておくと、当日は人数を把握しやすくなります。
会の冒頭で出席者確認を終えると、その後の進行もスムーズになります。
また、受付で名前を確認する際には笑顔で挨拶し、よい印象を与えることも大切です。
ファーストドリンクを注文する
乾杯に必要なドリンクをあらかじめ確認し、適切なタイミングで注文しましょう。
参加者の好みに配慮しつつ、必要に応じてメモを取ることでオーダーミスを防げます。
特に、ウーロン茶とウーロンハイなどは間違えないように注意しなければいけません。
また、アルコールとソフトドリンクの区別は明確にしてもらうよう、事前に伝えておくと安心です。
準備が整ったら、自然な流れで乾杯に移りましょう。
挨拶や司会の進行をする
幹事の挨拶や司会進行は、計画を立てることが重要です。
挨拶を上司にお願いする場合は事前に依頼し、新入社員歓迎会では自己紹介の時間を含めるとよいでしょう。
声の大きさやトーンに注意し、場を和ませる進行を心がけてください。
写真撮影をする
飲み会で記念写真を撮影する際は自然なタイミングで声をかけ、参加者全員が写るように工夫しましょう。
撮影した写真は後日共有するなどして、飲み会の思い出として残すと喜ばれます。
なお、撮影する際はお店に迷惑がかからないよう、周囲の方への配慮が必要です。
また、撮影した写真を許可なくSNSにアップロードする行為はトラブルの原因になるため、やめておきましょう。
タクシーを手配する
幹事として帰りの交通手段を考えるのも、重要な役割です。
特に最終電車を逃しそうな場合は、事前にタクシーを手配できるよう整えておきましょう。
飲み会の場だけでなく参加者の帰宅までサポートできると、幹事としての気遣いが評価されやすくなります。
手配の際には、利用者の帰宅時に料金がいくらかかるかの目安も確認しておくとよいでしょう。
二次会へ誘導する
二次会の開催が予定されている場合は、参加者を取りまとめてスムーズに移動できるように案内します。
参加の有無を事前に確認し、気持ちよく次の場へ進める雰囲気づくりを心がけましょう。
クルーズで飲み会を開催しよう!
特別な飲み会を計画するなら、シーライン東京のクルーズがおすすめです。
東京湾の美しい夜景を楽しみながら、実りある時間を過ごせます。
ディナークルーズはもちろん、ランチやサンセット・アフタヌーンと1日4便あるのでお時間帯に合わせてクルーズを楽しむことができます。
個室貸切プランではフリードリンクプランもプランに付けることができます。
乾杯用のスパークリングワインや3種類のカクテル飲み放題もオプションで追加することが可能です。
海から見えるダイナミックな風景を楽しみながら、充実した飲み会を楽しんでみてはいかがでしょうか。
まとめ
会社の飲み会は、業務外でのコミュニケーションを深める大切な場です。
新人として基本的なマナーを守り、周囲への配慮を忘れないようにしましょう。
幹事を任された場合は、スムーズな進行や参加者への気遣いを心がけることがポイントです。
また、飲み会の会場をクルーズのように特別な場所にするのも喜ばれるでしょう。
新人として節度とマナーを守りながら、楽しい飲み会を過ごしましょう。